全身には206個の骨があり、この骨のにはたくさんの孔があり、その孔の中にはコツ細胞があります。
コツ細胞には骨を作る骨芽細胞がその役目を終えて骨の中に埋もれ、骨の一部となったものです。骨の表面は、骨膜とよばれる膜により包まれています。
骨膜を持たない部分は、骨の端の関節面のみであり、そこには関節軟骨があります。骨膜には、神経や血管が広く分布しており、これが骨に栄養を与えています。
骨は、歯に次いで硬く、重力に耐えて姿勢を維持できるように、身体を支えています。子供が大人へと成長するにつれて、骨は太く長くなり身体が大きくなっていきます。
また、ビタミンDの接種が不足するなど、血液中のカルシウムの濃度が低下すると、筋肉のけいれんなどが起こってしまいます。
そこで、カルシウムは99%骨に蓄積されているため、骨を溶かして血液中のカルシウム濃度を調整しています。
その際、骨を溶かす役目の細胞をを、破骨細胞といいます。破骨細胞は骨の表面についている細胞で、古くなった骨を溶かしています。
骨には造血作用があります。骨の中心部にあるスポンジ状の空洞(骨髄腔)には、骨髄と呼ばれる部分があり、そこで血液が作られています。