転倒とは
転倒の原因にはいろいろありますが、高齢者本人や環境にも原因があります。
高齢者には体力の低下や麻痺、失調、パーキンソン症状、視力や視野の障害、関節障害などがあります。加齢に伴う機能減退、反応の遅延、筋力低下、バランス機能低下、起居動作能力低下、感覚機能低下、歩行機能低下などがある。
環境としては滑りやすい床、目の粗いじゅうたん、しわがある敷物、まくれ上がった敷物、床や道路の凸凹、敷居、入り口の踏み台、照明の不良、乗り物の振動などがある。
転倒予防には特にバリアフリーや手すり設置など環境の整備が必要になる。
転倒予防鍼灸治療
慢性的な痛みの症状を取り除き、身体のバランスを整え、関節可動域を広げ、筋力が低下している部分の筋力向上を目指します。膝が上がるようになり、歩幅が広がり、歩行スピードが上がります。
片麻痺の方でも下肢の反射区やツボに鍼を刺しながら、エクササイズや歩行をすることで機能回復を促進します。
骨折とは
骨粗鬆症により弱くなった骨に起こりやす。転倒による骨折が多く、転倒の予防が必要であり、歩行能力の改善・維持が大切である。
骨折の好発部位は脊椎椎体、大腿骨頚部、橈骨遠位端、上腕骨近位部、肋骨、鎖骨などである。とくに、大腿骨頚部骨折は治癒しにくいので、寝たきりになりやすい。
骨折予防鍼灸治療
普段から鍼灸治療を行っていると骨折したとしても治りが早くなる傾向があるようです。当院の患者様にもたまに骨折する方がいますが、医師からは「治りが早いね」と言われる方が多いです。
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