督脈の流注
督脈は、胞中に起こり、会陰部に出て、後正中線上を尾骨先端から腰部、背部、後頭部と上がり、外後頭隆起直下(風府)に至り脳に入る。さらに頭部正中を通り、頭頂部(百会)の上り、顔面部正中を経て、上歯齦、上唇小帯の結合部(齦交)に交わる。
陽脈の海という。
督脈の病証
背骨のこわばり、頭痛、足の冷え、足の痛み、痔、下腹部から胸までつきあげる痛み、心臓部痛、むくみ、水腫、遺尿、不妊など
督脈のツボ
長強(ちょうきょう)
腰兪(ようゆ)
腰陽関(こしようかん)
命門(めいもん)
懸枢(けんすう)
脊中(せきちゅう)
中枢(ちゅうすう)
筋縮(きんしゅく)
至陽(しよう)
霊台(れいだい)
神道(しんどう)
身柱(ちんちゅう)
陶道(とうどう)
大椎(だいつい)
瘂門(あもん)
風府(ふうふ)
脳戸(のうこ)
強間(きょうかん)
後頂(ごちょう)
百会(ひゃくえ)
前頂(ぜんちょう)
顖会(しんえ)
上星(じょうせい)
神庭(しんてい)
素髎(そりょう)
水溝(すいこう)
兌端(だたん)
齦交(ぎんこう)