口内炎とは
口内炎は肉体的疲労や精神的ストレスから免疫力が低下し発症しやすい。また、抗がん剤や放射線療法などの副作用でも発症する。
胃熱
口内や口唇、舌の紅腫を見ることがあり、飲食にも影響することが多い。口内炎の痛みから摂食障害をきたす。冷たい飲み物を好み、大便秘結、尿の色が濃く、紅舌、数脈。
鍼灸治療:熱を寫すため内庭、二間。上巨虚、手三里、大都、脾兪、胃兪。
陰虚火旺
睡眠不足や抗がん剤の副作用で誘発されやすい。昼間は軽く、夜間に疼痛などの症状が強くなり、口乾、心煩、不眠、手足のほてり、紅舌少苔、列紋、脈沈細数。
鍼灸治療:唾の分泌が減少したときは、サラサラの唾液が出るまで、内通谷、太谿、復溜。
脾胃気虚
痛みは軽いが口内炎が反復しやすく、顔色が淡白、食欲不振、膨満感、手足の力が入りにくい、呼吸が浅い、話をするのも億劫、舌淡、歯根舌、苔白、脈細弱。
鍼灸治療:太白、公孫、足三里、脾兪、胃兪、中脘。