三井式温熱療法の原理
人間の身体組織は熱で働く。失われた熱を補充して、バランスを保つ。
血液、リンパ、ホルモン、気、、、、。人間の身体には様々な気が流れていると言われています。これらが正常に流れ、機能しているからこそ、人間の組織はいつも生き生きとして健康は保たれているわけです。
人間の生命活動をエネルギーによるものとすれば、身体は熱で働いていると言えます。しかし、ストレスがたまると生命の源である熱が失われ、活力がなくなるとともに身体の機能が低下し病気を引き起こしてしまいます。
現代人はストレスや不規則な生活により熱を喪失しています。女性や子供の低体温は抵抗力の衰えを示すもので、病気にかかりやすい状態を自ら作ってしまっているとも言われています。
また、イライラやヒステリーなど、はっきりした病気と定義づけられない精神的な苦痛の多くは、血液循環の機能低下によって、脳への質の良い血液が十分に供給されないことから生じる一種のパニック状態とも言えそうです。
そこで、生命の源でもある熱を補充することが、健康回復に望ましいと第一に考え、生命現象を営んでいる中枢である脳神経と自律神経に熱を与えようとするのが三井式温熱療法の根本原理です。そうすることで、身体中に活気を取り戻し、自律神経のバランスを正常に機能するように促すことができるのです。