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董氏奇穴鍼とは?その効果と治療法を徹底解説!

2024年10月28日

董氏奇穴鍼とは?

董氏奇穴鍼(とうしきけつしん)とは、伝統的な鍼灸治療法の一つで、台湾の董景昌(とう けいしょう)師によって体系化された独自の経絡理論と穴(ツボ)を基にした治療法です。

董氏奇穴のツボは、主に手足に存在し、全身にわたる多くの症状に対応します。経絡とは異なる「経外奇穴」として独自のルートを持ち、急性痛や慢性痛、内臓の不調まで幅広い症状に対応できるのが特徴です。

特に董氏鍼灸では、四肢の特定部位に鍼を刺すことで、遠隔にある臓器や筋骨格の異常を調整することができます。たとえば、肩の痛みを手のツボで治療したり、腰痛を足のツボで改善することが可能です。

 

董氏奇穴の特徴

董氏奇穴鍼の特徴は、経絡に基づく治療の枠を超え、全身のバランスを調整することで、根本的な体質改善を目指す点です。ツボの位置や作用は、董氏独自の体系に基づいており、即効性があるとされています。董氏奇穴鍼は、痛みや慢性疾患の治療だけでなく、スポーツ障害や自律神経の乱れ、内臓疾患にも対応できるため、多様な患者の症状に幅広く対応可能です。

 

董氏奇穴鍼の代表的なツボ

董氏奇穴鍼では、約300種類以上の奇穴が存在します。その中でも、よく使われる代表的なツボをいくつか紹介します。

手のツボ

  • 火山穴(かざんけつ)
    手の甲、小指の側面に位置し、腰痛や坐骨神経痛に対する即効性があります。
  • 一間穴(いちかんけつ)
    小指の骨に沿って位置し、肩や背中の痛みに効果的です。
  • 二間穴(にかんけつ)
    親指側に位置し、胃腸の不調や頭痛に効果があるツボです。
  • 大白穴(だいはくけつ)
    手のひら、親指の付け根付近に位置し、内臓の不調や免疫力向上に効果があります。
  • 少白穴(しょうはくけつ)
    手の甲の中央部に位置し、ストレスや自律神経の乱れに対して用いられます。
  • 上白穴(じょうはくけつ)
    小指の付け根近くにあるツボで、腰痛や膝の痛みに効果があります。
  • 中白穴(ちゅうはくけつ)
    手のひらの中央部に位置し、消化器系の改善や全身のバランス調整に効果的です。
  • 四縫穴(しほうけつ)
    指の第1関節と第2関節の間に位置し、特に消化器系の問題に対応します。
  • 陽池穴(ようちけつ)
    手首の甲側に位置し、関節の痛みや腱鞘炎に用いられるツボです。
  • 中都穴(ちゅうとけつ)
    手の甲、小指と薬指の間に位置し、手のしびれや神経痛に対応します。
  • 青龍穴(せいりゅうけつ)
    手の甲、小指と薬指の間にあり、内臓の不調や腰痛に効果的です。
  • 天柱穴(てんちゅうけつ)
    手の甲の中指と薬指の間に位置し、首や肩の痛みに有効なツボです。
  • 木穴(もくけつ)
    人差し指の骨に沿って位置し、肝臓の働きを助け、胃腸の不調に効果的です。
  • 小指三里穴(しょうしさんりけつ)
    小指の関節付近にあり、腰痛や坐骨神経痛、膝の痛みに対応します。
  • 小骨穴(しょうこつけつ)
    小指の骨に沿った部分に位置し、肩こりや頭痛、腰痛に効果があります。
  • 玉液穴(ぎょくえきけつ)
    親指と人差し指の骨の間に位置し、肩こりや手の関節痛に効果があります。
  • 神道穴(しんどうけつ)
    手のひらの親指中央部に位置し、心臓の不調や精神的な緊張に効果的です。
  • 玉掌穴(ぎょくしょうけつ)
    手のひら側、親指と人差し指の間に位置し、背中の痛みや首のこりに有効です。
  • 手太陽穴(しゅたいようけつ)
    小指側の手首付近に位置し、肩や腕の痛み、手のしびれに効果的です。
  • 大指間穴(だいしかんけつ)
    手のひら、親指の第二関節下に位置し、消化器系の不調や便秘に効果があります。

足のツボ

  • 三重穴(さんじゅうけつ)
    足の甲の内側に位置し、胃腸の不調や腹部の痛みに効果があります。
  • 火兌穴(かえんけつ)
    足の甲、小指の側面にあり、腰痛や坐骨神経痛に即効性があります。
  • 虎口穴(ここうけつ)
    足の親指と人差し指の間に位置し、肩こりや背中の痛みに効果的です。
  • 玉龍穴(ぎょくりゅうけつ)
    足の甲、親指の骨の側面にあり、膝の痛みや腰痛に有効です。
  • 陰陽穴(いんようけつ)
    足の裏側の土踏まずに位置し、自律神経のバランスを整え、ストレスの緩和に効果的です。
  • 地龍穴(ちりゅうけつ)
    足の甲の中央部にあり、消化器系の不調や便秘、下痢に対応します。
  • 鳳凰穴(ほうおうけつ)
    足の親指の根元にあるツボで、足首や膝の痛みを緩和します。
  • 青海穴(せいかいけつ)
    足の甲、小指側の骨に沿って位置し、坐骨神経痛や腰痛に効果的です。
  • 金鼎穴(きんていけつ)
    足の裏の中央に位置し、全身のバランスを調整し、疲労回復に効果的です。
  • 陽鳳穴(ようほうけつ)
    足の甲、親指と人差し指の間にあり、頭痛や肩こりに効果があります。
  • 九宮穴(きゅうきゅうけつ)
    足の親指と人差し指の骨の間にあり、腹痛や胃腸の不調に対応します。
  • 天枢穴(てんすうけつ)
    足の内側、踵の近くにあり、腰痛や膝痛、脚のしびれに有効です。
  • 水月穴(すいげつけつ)
    足の裏、土踏まずの内側に位置し、内臓の不調や体全体の水分代謝を助けます。
  • 陰虎穴(いんこけつ)
    足の小指側の骨に沿って位置し、膝痛や足首の痛みに効果があります。
  • 金輪穴(きんりんけつ)
    足の甲、小指と薬指の間に位置し、背中や肩の痛みに有効です。
  • 日月穴(じつげつけつ)
    足の裏、親指の付け根付近にあり、肩こりや頭痛、腰痛に効果的です。
  • 青華穴(せいかけつ)
    足の甲、親指の第二関節付近にあり、目の疲れや頭痛に効果的です。
  • 地関穴(ちかんけつ)
    足の裏、土踏まずの外側に位置し、消化器系の不調に対応します。
  • 陽関穴(ようかんけつ)
    足の甲の外側に位置し、肩こりや首の痛みに有効です。
  • 天龍穴(てんりゅうけつ)
    足の甲の内側にあり、内臓の不調や自律神経の乱れに効果があります。

 

董氏奇穴鍼の治療法

董氏奇穴鍼の治療は、患者の症状や体質に合わせたオーダーメイドの治療を行います。治療の流れは、以下の通りです。

  1. 問診・診断
    患者の症状を詳しく聞き、身体全体のバランスを評価します。従来の鍼灸のように経絡に基づいて診断するのではなく、董氏奇穴独自の診断法を用いて、最適なツボを選定します。
  2. 鍼の施術
    特殊なツボを使うため、鍼を刺す場所や角度が通常の鍼灸とは異なります。鍼の深さや刺す場所に応じて、痛みの即時緩和や体質改善を狙います。
  3. 治療後のフォローアップ
    鍼の効果を持続させるために、日常生活での注意点やセルフケア方法を指導します。これにより、再発防止や持続的な健康状態の維持が可能です。

董氏奇穴鍼の適応症状

董氏奇穴鍼は、様々な症状に対応可能です。特に以下の症状に対して高い効果が報告されています。

  • 慢性的な痛み(肩こり、腰痛、膝痛)
  • 神経痛(坐骨神経痛、顔面神経痛)
  • 内臓の不調(胃腸の不調、便秘、下痢)
  • 自律神経の乱れ(不眠症、ストレス、うつ状態)
  • スポーツ障害(ランナー膝、肉離れ、腱鞘炎)

 

まとめ

董氏奇穴鍼は、独自のツボと経絡理論を基にした鍼灸療法で、幅広い症状に対応可能です。その即効性と多様な治療効果から、多くの患者に利用されています。もし、慢性的な痛みや自律神経の乱れ、内臓疾患でお悩みなら、董氏奇穴鍼を試してみることをおすすめします。

 

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