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膝の靭帯について

2021年6月10日

膝について

膝関節は蝶番関節、屈曲・伸展運動をする。屈曲時には内旋・外旋の動きもする。大腿骨が脛骨の上に乗る形で形成されている。

脛骨は下腿の内側の骨で、下腿にかかる体重のほとんどを支えています。腓骨には、膝関節に関与する筋肉の腱や靭帯の付着部があるが膝関節の一部ではない。

膝蓋骨は大腿四頭筋と膝蓋靭帯に包み込まれている。これにより伸展運動が効率よく動く。靭帯は膝関節に静的安定性、大腿四等筋とハムストリングの収縮は動的安定性をもたらす。

 

半月板

大腿骨と脛骨の関節間でクッションの役目をしている。脛骨に付着し、脛骨窩を深める事により安定性を高めている。

内側(外側)半月板は脛骨の内側(外側)にあり、大腿骨内側(外側)顆の受け皿を形成する。両面の半月板とも外側縁の方が厚みがあり、中心部は薄い。

外側がO型の形、内側はC型をして少し大きめ。半月板は軽度から重度の損傷を受ける。ランニング中に急な方向転換をしようとして、屈曲または伸展中に膝が回旋した為に、強い圧迫や引きちぎるような力がくわわり起こる。

 

十字靭帯

前十字靭帯と後十字靭帯はそれぞれ膝関節の前方及び後方への安定性を高める為に重要ですが同時に、回旋の安定性を保持するためにも不可欠です。

前十字靭帯の断裂は膝関節に起こる障害でも深刻。足が接地した状態で急激な方向転換をしたときに、膝に回旋力が加わると生じる。膝関節の過伸展により、または強力な大腿四頭筋の収縮によって、脛骨が大腿骨よりも前方に引き出されてしまうため断裂する。

後十字靭帯の損傷はまれです。他の選手や地面との衝突により起こる。

 

側副靭帯

内側側副靭帯の損傷は膝の外側から力が加わることで膝の内側が可動範囲を超えて開くときに生じる。味方が倒れこんできたり、相手にタックルされたりすると、特に生じる。

外側側副靭帯は膝関節の外側にあり、大腿骨と腓骨をつないでいる。ほとんど障害は受けない。

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