ダイエットをするぞと心に誓って、正しい知識の元で正しいダイエットをする分には問題ありません。しかし、まったく何も食べないという断食を無理に敢行するような方法は、あまりすべきではありません。
食事を摂らないことで体に悪影響があると、身体的な不調の要因になってしまうことがあります。ダイエットのために多少の無理は構わないという人もいますが、やりすぎるとコンディションが悪化してダイエット自体が続きません。
骨がもろくなったり、疲労からの回復が遅くなったりと、断食を続けることは体に様々な影響がありますので、長くは続けられません。断食をしばらく続けると、一気に体重が落ちることがありますが、脂肪以外の筋肉や骨の減少で減っているので、体に負担になります。
間違った方法では、リバウンドしやすい体になってしまうので、場合によってはダイエット前よりも体重が増えてしまいます。断食は身体面への負荷が大きくなり、危険な状態だと判断した脳が指令を出して、脂肪が付きやすくなります。
体内でエネルギーを消費しやすい体になるには筋肉が必要ですが、断食を継続していると筋力が減って、エネルギー消費量が下がります。断食をやりすぎると、ダイエットがうまくいく以前の問題として、摂食障害になる可能性もあります。
見切り発車でのダイエットや、思いつきの断食をしていては、負荷が蓄積して体によくない影響が現れることがあります。体への負担が過度かからないように、ダイエットのために断食をするなら、正しい情報を得た上で実践しましょう。