ダイエットをするなら、主食は白米より玄米のほうがお勧めです。カロリーで考えると、白米と玄米の差はそれほどないですが、玄米のほうがダイエットに良いという根拠があります。玄米食の特徴は、やや硬めになることです。
時間をかけて噛まないと、飲み込める状態にまでなりません。しっかり噛まないと食べられない食事のメリットは、脳が刺激され、満腹になりやすいということです。玄米は、白米の、まだぬかや胚芽のついた状態です。
この胚芽やぬかは、実はビタミンや食物繊維の宝庫なのです。玄米は、白米にはないぬかや胚芽がついたままですが、栄養面を考えると玄米のほうが優れています。食物繊維は、便通を改善する作用がありますし、ビタミンB群はカロリー代謝に欠かせない栄養素です。
水溶性の食物繊維と、不溶性の食物繊維とがありますが、玄米から摂取できるものは不溶性食物繊維です。排便をスムーズにするためには、不溶性食物繊維によって便の体積を増やし、腸を内側から刺激するといいでしょう。
ダイエットを成功させるためには、便秘体質を改善してお通じを良くし、新陳代謝のいい体になることが重要になります。海草や、野菜の多い食事を摂ることで食物繊維の補給が可能ですが、常に一定量を確保することは手間がかかります。
白米の代わりに、主食を玄米にしておけば、常に食事の度に玄米を摂ることができますので、ダイエットの役立ちます。