寝たきり高齢者とは
寝たきり高齢者とは一般的に「6か月以上床につききりの高齢者」をいう。床につききりとは、日常生活動作(ADL)のうちの全部あるいは一部に介助を要する場合をいう。
寝たきり高齢者の発生率は、65~69歳で1.5%、70~74歳で3.0%、75~79歳で5.5%、80~84歳で10%、85歳以上で20.5%とされており、5歳きざみで倍増している。
2012年3月の要介護者は400.10万人、要支援者は141.46万人で合計541.56万人となっており、2022年に向けて増加している。
寝たきりの要因
①骨折、脳血管障害などの身体機能の障害、②他の疾患による臥床生活、③老化による活動能力の低下などが原因となる。
また、介護が必要になった原因では、2010年国民生活基礎調査によると脳血管障害、認知症、高齢による衰弱、骨折・転倒、リウマチなどの関節疾患が上位を占めている。
寝たきり0の十箇条
- 脳卒中と骨折予防は寝たきり0への第一歩
- 寝たきりは寝かせきりから作られる。過度の安静は逆効果
- リハビリは早期開始が効果的。始めようベッドの上からリハビリ鍼灸を!
- 暮らしの中でのリハビリは食事と排泄、着替えから!
- 朝起きてまずは着替えて身だしなみ、寝・食分けて生活にメリハリを!
- 手は出しすぎず、目は離さずが介護の基本。自立の気持ちを大切に!
- ベッドから移そう移ろう車椅子。行動を広げる機器の活用を!
- 手すりを付け、段差をなくし、住みやすく、アイデアを生かした住まいの改善
- 家庭でも社会でも喜びを見つけ、みんなで防ごう閉じこもり!
- 選んで利用、訪問鍼灸、デイサービス、寝たきりなくす人の和、地域の輪!