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パーキンソン病(パーキンソン症候群)に関すること

パーキンソン病とは

中脳の黒質におけるメラニン細胞の変性・脱落によるドーパミン枯渇を主病変とし、振戦、筋強剛、動作緩慢を主症状とする進行性の中枢神経系疾患である。パーキンソン病は、高齢者に最も多い神経疾患のひとつである。

パーキンソン症候群

パーキンソン症候群は、パーキンソン病に特徴的な症状を発現する原因が明確な病態を総称して呼ぶ。

血管障害性症状

大脳基底核に生じた微小な脳梗塞(ラクナ梗塞)により生じる症状である。日本国内での平均発症年齢は76.1歳である。パーキンソン病よりも10歳ほど高齢で発症する。

薬物性症状

脳内のドーパミン受容体の遮断作用や抗腫瘍薬などの白質脳症を生ずる薬物の副作用として生ずる症状。脳血管障害症状と並んで発症頻度が高い。症状を発症する薬剤として抗精神病薬、消化薬、降圧薬、抗うつ薬、抗不整脈薬などがある。

中毒性症状

症状を引き起こす原因として、一酸化炭素、マンガン、溶媒や不凍液に含まれたメチルアルコール、トルエンなどがあげられる。急性中毒からの回復期にみられたり、中毒物質を扱う職場での経気道的な吸入により生じる。

そのた

脳炎後症状、脳腫瘍性症状、外傷性症状などがある。


パーキンソン病の症状

振戦とは

筋肉が弛緩した状態で生ずるふるえで、毎秒4~6回の規則的な振戦を安静時振戦という。手の振戦は親指と示指により丸薬を丸めるような運動を示し、丸薬丸め様振戦(pill rolling tremor)という。

筋強剛とは

肘関節や手関節を他動的に動作すると筋肉の緊張性(筋トーヌス)の亢進がガクガクと歯車様に感じられるものを歯車様筋強剛という。パーキンソン病によく認められる。筋トーヌスの亢進が持続的に一様にかんじられるもので、血管障害性症状によく認められる。

動作緩慢とは

全身の動きはゆっくりと緩慢になる。

姿勢反射障害とは

軽度の前傾姿勢となり、肘関節は軽度屈曲位となる。進行に従って前傾姿勢が強くなり、しだいに立位保持は困難となり、前方へ転倒しかけるが、さらに進行すると後方へ転倒するようになる。

自律神経障害とは

パーキンソン病にみられる自律神経障害としては、便秘、起立性低血圧、発汗障害(あぶら汗)が多い。。

流涎とは

口腔内に唾液が多く貯まるか、口角から流れ出し、ひどくなると唾液をふき取るためのハンカチやティッシュが離せなくなる。無意識に唾液を飲み込む動作が低下する。


パーキンソン病の鍼灸治療

パーキンソン病の本質的な病態である中脳の黒質から線条体の細胞変異や委縮を鍼灸治療で治すのは困難であろう。しかし、患者様の多くは筋強剛や前傾姿勢に伴うコリ感や疼痛、便秘、起立性低血圧など自律神経症状、ドーパミンの減少に伴う抑うつを訴える薬物治療をしながらも症状が出るゆえに、QOLの低下が認められる。

  • 振戦、筋強剛、歩行困難などの運動症状の改善
  • 便秘や起立性低血圧などの自律神経症状や抑うつ状態などの非運動性症状の改善
  • 筋強剛に関与する疼痛の緩和
  • 症状の緩和による投薬量の維持、減量

重症度や症状の内容により治療目的を患者様と共有することで治療効果が得られる。

鍼灸治療法

肝血虚証

症状:めまいや不眠などの自律神経症状を特徴とする

治則:滋補肝血

配穴:肝兪、血海、三陰交、太衝

肝腎陰虚証

症状:高齢者で乾燥症状、腰痛や夜間尿を特徴とする

治則:平肝補腎

配穴:太谿、復溜、肝兪、腎兪

肝鬱気滞証

症状:発症や増悪にストレスが関与する特徴

治則:疏肝理気

配穴:合谷、足三里、太衝、肝兪

腎陽虚証

症状:高齢者にみられることが多く冷え性を伴う

治則:温補腎陽

配穴:関元、三陰交、太谿、腎兪

筋強剛に伴う疼痛鍼灸治療

首肩上部:天柱、風池、肩井、大杼

体幹前面:大横、天枢、期門、気海、関元

体幹後面:膈兪、肝兪、脾兪、腎兪、大腸兪、志室

上肢:肩ぐう、曲池、手三里、外関、合谷

下肢:環跳、風市、伏兔、血海、梁丘、足三里、陰陵泉、委中、承筋、絶骨、解谿

脳内循環を期待した鍼灸治療治療法

配穴:陽明経の曲池、合谷、足三里

振戦にたいする鍼灸治療

配穴:上肢:曲池ー合谷 下肢:足三里ー懸鍾

 

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